7.育毛シャンプーの成分解析
育毛シャンプーに最も適していると言われているのがアミノ酸系のシャンプーです。他のシャンプーと比較すると頭皮への刺激が少ないことと、優れた洗浄能力が特徴です。人体は20種類のアミノ酸によって構成されたタンパク質にて生成されています。骨や皮膚や臓器はもちろん、髪の毛や肌もタンパク質によって作られています。そんなアミノ酸系の成分を洗浄物質として配合しているのがアミノ酸系シャンプーなのです。髪の毛や地肌と同じ成分で洗ってくれるので、乾燥肌や敏感肌の方も安心して使えます。
アミノ酸系のシャンプーは低刺激のため、洗浄力は低いイメージがありますが、実際には毛穴に詰まった汚れもしっかりと落としてくれます。市販されているアルコール系のシャンプーと替えたばかりですと、洗いあがりに物足りなさを感じることもあるかもしれませんが、アミノ酸系のシャンプーは汚れと余分な皮脂だけを洗い流して、本来頭皮に必要な皮脂を残してくれるからなのです。
アミノ酸系のシャンプーを見分けるコツは、成分解析表にコカミドやココイルといった表示がされているものを選ぶことです。ただし、アルコール系の界面活性剤であるラウリル酸やラウレス酸といった表示がある製品もありますので、注意が必要です。アルコール系の界面活性剤は洗浄力が高いのですが、汚れだけでなく必要な皮脂も落としてしまうため、頭皮の乾燥の原因になることもあります。かゆみやフケや炎症を引き起こすこともあるので、購入の際はできるだけ避けましょう。