6.育毛シャンプーと洗浄力

育毛のためには、頭皮の汚れをしっかりと落とすことが必要です。しっかり落とすためには洗浄力の高いシャンプーを使えば良いのですが、その洗浄力の高さゆえに起こる頭皮のトラブルもあるのです。

市販されているシャンプーの中で一番多いのは、アルコール系の界面活性剤を含んだ製品です。石油系の洗浄成分も含まれます。成分表をチェックしたときに、ラウレス酸ラウリル酸といった表示があれば、アルコール系のシャンプー剤です。アルコール系のシャンプー剤はコストが安く抑えられることと、高い洗浄力が特徴です。汚れを落としてくれるだけでなく、頭皮に本来必要な皮脂も落としてしまうため、頭皮の乾燥の要因となる場合があり、フケやかゆみや炎症などを引き起こすこともあります。

そして育毛シャンプーに多いのは、アミノ酸系の洗浄成分を配合した製品です。アミノ酸系の特徴として、髪の毛や地肌に対して刺激が少なく優しいことがあげられます。それから天然成分から作られているものがほとんどのため、シリコン剤を含まないのも特徴です。シリコン剤をコーティングすることで髪の毛のツヤを容易に出してくれますが、髪の毛のダメージも一緒にコーティングしてしまうことから、髪の毛のハリやコシを減少させてしまうことにもつながります。それから、育毛シャンプーの中にはフコイダンのような海洋性コラーゲンを含む種類もあります。フコイダンに含まれるミネラルやコラーゲンなどの成分が、髪の毛の成長を促す効果を期待できるのです。

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